BRAND STORY ブランドストーリー

「essence」が製品開発の基本としているのは、
暮らしを豊かにする”要素(エッセンス)”
人それぞれに異なる「豊かさ」の要素を想像し
人それぞれの思い出や愛着が投影されていくモノを。
そんな想いがブランドになるストーリー。

essence Brand Journal

私たちは、輸出業で養った「暮らしを楽しむセンス」を企画に生かし、
地域の製造工場・工房とともに、生活と空間を彩る「遊び心ある」部品たちを作ってきました。

The biginning of the storyはじまりの始まり

雑貨の会社が建築設備?
はじまりは一本の電話から。

水周りの建築意匠部品のブランド「essence」が始まるそのきっかけは、住宅設計事務所からの一本の電話でした。

「カタログに写っている水栓ハンドルは買えますか?」

私たちが扱う生活雑貨ブランドのカタログの中で
背景のように映り込んでいた磁器製の水栓ハンドル。
それをぜひ購入したい、とのこと。

生活雑貨のような、暮らしに彩りを添えるモノの開発を続けてきた私たちが、
暮らしのインフラ設備にまで意識を向けるようになったのは
お客様のニーズがあったから。
生活者の声に耳を傾け、同時に
同じく「生活者である私たち」自身の目線で考え、
素敵なことへ向かう予感がすれば、とりあえずチャレンジしてみる。
それは、心地よい暮らしへ繋ぐ製品を作り続けていく自然な流れでした。

Time background 「日々を楽しむ」欧米のスタイルを
日本の暮らしにも

私たちが生活設備品の開発を始めた頃、水周りの製品といえば
概ね誰もが知っている住宅設備機器メーカーさんの規格品でした。
業者さんの施工・設置のしやすさ、また販売店さんの売りやすさが考慮された
大量生産によるシステム洗面台が中心で、お客様の選択肢がごく限られている、という印象でした。

実際に使う人たちはどう思っているのだろう。

もっと好みを気軽に反映できるDIY的な製品も良いのでは?
例えば、「暮らしを楽しむ」意識の高い欧米では
ライフスタイルに合わないことがあるとすぐに自らDIYし
心地よい空間へとアップグレードすることが日常です。

カスタマイズで暮らしも楽しくなる!

そんな思いで最初に製品化したのが、付替えできる水栓のハンドル「PIVOT」です。

水栓のメーカーごとに異なる取付状況に対応できる特許を有し
専門業者でなくても簡単に取替え作業ができ、
異素材を組み合わせた特徴あるデザインで、無機質になりがちな水周りの空間を個性的に印象付ける。

自分好みに工夫ができる、そんなライフスタイルを提案したい。
輸出業で培った「暮らしを楽しむ」DIY的なセンスを糧に、モノづくりに挑戦していこうと考えました。

Launching a new brandブランドの確立

デザインも、アイテムも。 ほしいをカタチに。

PIVOT(ピヴォ)は雑貨店からはじまり、建築用のリフォームパーツとしても
ヒットしました。 するとお客様から水栓本体、洗面器、鏡‥、
新たな製品を求める声が寄せられてきました。

ニーズがあるならカタチにしてみよう。
essence(エッセンス)というブランドを立ち上げ
本格的に住宅設備用の意匠部品事業部を展開していくことになりました。

企画に際しては、私たちは設備品業界的には素人同然。
まずは使う人の立場で「あったらいいな」を考えました。
量産の画一的なデザインではなく、手仕事を重視、もっと自然な風合いで
人工的、工業的な雰囲気を避け、素材を生かした自然な色合いを。

しかし、実現には高い壁が。
変則的なモノづくりには、意図しないロスや手間が発生します。
大変だらけ(!)を乗り越えて、理想のカタチを追求できたのは
私たちの思いに応え、協力してくれた製造工場の人たちです。

モノづくりへの情熱をもつ協力工場の存在が
製品に、他とは違う特別な付加価値を生み
「essence」というブランドを確率する力の源となりました。

Philosophyブランド認識

ずっと変わらない、という常識から
自然な変化を愉しむという価値観へ。

住宅設備品は常に暮らしと共に有ります。
時の経過をも、慈しむ要素として製品に取り入れられたら。

こだわったのは「使い込む毎に増す味わい深さ」です。
例えば、真鍮の水栓ならば、経年と共に表面が酸化し、様々な色味が発生
やがてアンティーク水栓のような、深みのある風貌に変化する‥。

「色の変化」や「キズ」「まだら」などは、モノが人と過ごした「時間」の証。
変わらないことよりも、素材が自然に変化していくことに価値を見出し
味わいがより活きる加工を工夫しています。

「そう言えばあの時はこんなことがあったよね。」
時の流れを共に感じることのできるモノづくり。

愛着を持って長く使っていただけるブランドを目指しています。

Try Yokohama Studio体感スタジオ

情緒的な価値を実際に体感できる
コンテンツを多彩に用意しました。

雑貨のように心惹かれる個性的な水栓。
ナチュラルな素材感を活かしたやきものの洗面・手洗器。
隠さず見せたいこだわりの給排水部品。

洋服を選ぶように、インテリアにこだわるように
内装や設備品も、自分らしいスタイルでチョイスしコーディネイトする。

essence YOKOHAMA studio (エッセンス横浜スタジオ)では
全ての製品の展示はもちろん、使い心地やスケール感
実際の製品を使っての、ユニットのコーディネイト体験など

まずは色々と「お試し」できる場を設けました。

essenceの製品の魅力をさまざまなアプローチで体感いただけます。
※ 本社ショウルームでも製品はご覧いただけます。

Sustinable モノづくりの価値を
洗練し繋いでいくこと

私たちは日本のすばらしい技術をもつ職人や製造工場と
コラボレーションしモノづくりをしています。
その工程には職人の技とこだわりが宿っています。
一つひとつを根気よく積み重ねていくことなくしては
essenceの製品は生まれてこないのです。

各生産地では今、職人の後継者不足が問題となっています。
日本の伝統技術を次世代に継承するのは大切なこと。
職人が経済的にも自立できるように、
また、技術のブラッシュアップが常にできるように
モノが売れていく仕組みを作り、マーケットを開拓していくことも
essence - イブキクラフト の役割です。


職人とのコラボは、一時的な関係にとどまることなく
技術の進化やサプライ類の製造拠点づくりなど
さまざまに発展させ続けていくものと考えています。

エッセンスというブランド名には、毎日の暮らしを
愉しく豊かに幸せにしていく「エッセンス」でありたい。
そんな思いが込められてます。 “essence” is essencial !

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